トピックス
Eye Spot
Eye Spot vol.30
日々配信されるニュース、年100万報を超える新たな医学論文、情報に溢れる現代だからこそ、限られた時間で有益な情報をお届けしたい!
そんな思いから、脳神経外科領域を中心に、現代医療を取り巻くトピックスをご紹介いたします。
【論文(JAMA Network Open誌より)】
(日経メディカル Online, 2025/02/26)
米国Ohio州立大学のMohamed Ridha氏らは、2010~15年に脳出血で米国の42病院に入院した患者を対象にコホート研究を行い、治療に使用した降圧薬の種類がアウトカムに与える影響を検討した。その結果、非脳葉型脳出血患者ではアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)とアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を使用すると、90日後の修正Rankinスケール0~2の達成者が多かったと報告した。
【論文(CHEST誌より)】
(日経メディカル Online, 2025/03/04)
今回紹介するのは、CHEST誌に掲載された、「Effect of Flow Rates of High-flow Nasal Cannula on Extubation Outcomes: A Randomized Controlled Trial.(高流量鼻カニュラの流量が抜管後の結果に与える影響:ランダム化比較試験)」です(Ruan SY, et al. Chest. 2024 Dec 30:S0012-3692(24)05729-5.)。
【心血管疾患予防】
(日経Gooday, 2025/02/28)
1日のたんぱく質摂取量のうち、大豆製品などに含まれる植物性たんぱく質の摂取量が占める割合が多い人は、心血管疾患(心筋梗塞、狭心症、脳卒中など、心臓や血管の病気)のリスクが低いことが米国の研究(*1)で示されました。
【医療制度】
(日経メディカル Online, 2025/02/28)
全国自治体病院協議会会長の望月泉氏(八幡平市病院事業管理者兼八幡平市立病院統括院長)は、2024年度診療報酬改定で医師の働き方改革の一環として行われた集中治療室(ICU)の管理に対する評価の見直しについて、2025年2月13日の定例会見で見解を述べた。